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【キンクマハムスター】性格・特徴・飼い方

キンクマハムスターの性格、特徴

キンクマハムスターはゴールデンハムスターの人工改良から生まれたハムスターのため、野生には存在しません。(キンクマハムスターのルーツであるゴールデンハムスターの生息地はレバノン・シリア・イスラエルで1930年頃からペットとして飼われ始めました。ゴールデンハムスターは1939年頃日本へやってきました。)ゴールデンハムスターとは別の種類のように思われがちですが、ゴールデンハムスターの毛色の一種になります。

ゴールデンハムスターの体長は14cm〜17cmですが、キンクマハムスターは18cm〜19cmと少し大きめの体格です。性格は温厚でおとなしく初心者にはおすすめできる種類です。アプリコット色の毛色が特徴的です。

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キンクマハムスターの性格

温厚でおとなしく、人になつきやすい性格なので初めてハムスターを飼う人にもおすすめの種類です。しかし視力が弱いので外敵からの攻撃に怯えたような行動を取り、いつ攻撃されてもいいように警戒しながら生活をしています。そのため、神経質で臆病な一面もあり、突然触られると威嚇をしてきたり攻撃してきたりします。触れるときは優しくが鉄則です。ストレスを感じさせず接してあげることでうまくスキンシップが取れます。焦らずゆっくり時間をかけて距離を縮めていってください。

キンクマハムスターの特徴

キンクマハムスターはアプリコット色の綺麗な毛並みが特徴的で、個性的なとても可愛らしい顔つきをしています。なつきやすさはハムスターの中でも最も優れているのではないでしょうか。体長は先に述べたように、ゴールデンハムスターより少し大きめなサイズで18cm〜19cm、重さは130g〜200gほどです。オスよりメスのほうがやや大きくなる傾向にあるので購入の際は頭に入れておいた方が良さそうです。

多頭飼いはおすすめできません。キンクマハムスターは警戒心と縄張り意識が強いので、多頭飼いをするとストレスやケガに繋がるので単体で飼育する方がいいですね。

キンクマハムスターのオス♂とメス♀

オス → 穏やかな性格が多い、人懐っこい傾向がある。陰嚢が膨らんでおりお尻が腫れているように見えます。

メス → 荒い性格が多い(妊娠中、出産前後のメスは特に凶暴になりやすく威嚇や攻撃をされる)子供を守ろうとする母性本能が強いようです。

キンクマハムスターをなつかせたいという方は、オスの方がいいかもしれません。

キンクマハムスターの歴史

ゴールデンハムスターが日本に来たのは1939年頃と言われており、ハムスターの中で一番早くペットとして飼われた品種です。ハムスターのかわいらしさと飼いやすさからペットとしての地位を確立し、さまざまな種類を組み合わせて品種改良が行われ、その中でキンクマハムスターが誕生しました。

キンクマハムスターをお迎えする

ゴールデンハムスターの種類の中でも値段が安く、ペットショップでも手に入りやすい人気のキンクマハムスター。価格は800円〜2000円程度です。夜行性なので夕方以降の活動を始める時間帯にペットショップに行って「元気に動き回っているか」「毛並みはいいか」「体や口、鼻などは汚れていないか」を確かめましょう。体調の良し悪しを見るため、フンの状態もチェックしてみるのもいいですね。

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キンクマハムスターの飼い方

縄張り意識が強いので多頭飼いはストレスを感じるため単体で飼育しましょう。寒さに弱く、温度が5度以下になると疑似冬眠をして最悪、命を落とす子もいます。寒い季節を快適に過ごすため、室温を20度以上に保つようにしましょう。ケージや巣の下にヒータを設置するなどの対策をします。暑い季節は、体温が上昇しすぎて熱中症や脱水症状を引き起こすこともあります。エアコン・冷却グッズなどで対応しましょう。ハムスターが運動不足にならないように回し車などの遊具が必要ですが、キンクマハムスターは体格が大きいので17cm以上の回し車を選んであげてください。巣も成長する体の2〜3倍の大きさのものがおすすめです。

回し車は直径21cm前後の商品を選んであげてください。

キンクマハムスターの寿命、かかりやすい病気・ケガ

キンクマハムスターの寿命

平均寿命は2〜3年と言われています。他のハムスター同様とても短命ですよね。ただ、個体差があるので中には4年ほど生きる子もいます。飼育環境もあり、はっきりと寿命を断定できないのも事実です。種類や性格、飼育環境により寿命も違ってきますが、健康で長生きしてもらうためハムスターに適した環境を整えてあげることが大切です。

キンクマハムスターがかかりやすい病気・ケガ

不正咬合 → 噛み合わせが悪い状態でエサが食べにくくなります。これは歯の伸び過ぎが原因です。「かじり木」や固めのエサを与えることで防ぐことができます。

外耳炎・中耳炎 → 膿、痒みがでます。執拗に耳をかいていたり、顔をかいていたりします。耳内の汚れや、最近の繁殖が原因です。

白内障 → 目の白濁や視力低下が起こります。老化が原因で起こる病気です。

ウェットテイル → 尻尾周りが常に濡れていて、下痢をしている状態。ストレスや細菌など原因はいろいろありますがゴールデンハムスターがかかりやすい病気です。

キンクマハムスターはハムスターの中でも比較的丈夫とされていますが、やはり病気やケガをしないで過ごせるわけではありません。体が小さいため犬や猫に比べて、体調の変化に気づきにくいのが難点です。毎日のお世話の中で注意深く観察することが大切です。そして、ハムスターがかかりやすい病気を知識として頭の中に入れておくことで、症状や普段とは違う様子などから病気やケガを早期発見することができます。

まとめ

キンクマハムスターは温厚な性格で人にも懐きやすい性格ですので、ハムスター初心者にもかいやすい種類であること、メスは気性が荒い子が多く、オスはおとなしい傾向があるので早く慣れさせたい方はオスの方がおすすめなどキンクマハムスターならではの特徴がありましたね。飼育に迷っている場合は購入を検討しているペットショップの店員さんに相談してみるのもいいですね。ペットとしてキンクマハムスターをお迎えしようとしている方の参考になれば幸いです。

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