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【ジャンガリアンハムスター】性格・特徴・飼い方

ジャンガリアンハムスターの性格、特徴

日本国内で最も人気の高いハムスターがこのジャンガリアンハムスターです。ペットショップでも一番多くみられる種類ではないでしょうか。生息地はカザフスタン、シベリア、中国などで、中国のジュンガル盆地という地名が名前の由来と言われています。体長は10cm〜12cm前後、寿命は2〜2年半です。濃いめのグレーの毛色が特徴で、背中からお尻にかけて黒い線が入っており、腹部側が白というのが一般的なノーマルタイプのカラーです。

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筆者の飼っているジャンガリアン「ポテチ」くん

ジャンガリアンハムスターの性格

好奇心旺盛ですが、おっとりしていて人懐っこく初心者にも飼いやすいと言われています。人間の1歳児くらいの知能があると言われており、愛情を持ってお世話をしていくことで飼い主になついてくれますよ。個体差があり、繊細でナイーブな子、警戒心の強い性格の子もいますので無理にさわったり、大声を出して刺激したりせずに時間をかけて少しずつ慣れさせましょう。

ジャンガリアンハムスターの特徴

ジャンガリアンハムスターは「ドワーフ種」と呼ばれる小型の種類のハムスターです。身体の大きさのほかに「頬袋の内側に微細な毛がない」、「足の裏に毛が生えている」などの点が他のハムスターと異なります。雑食性ですが、ドワーフ種のハムスターは「昆虫食」の傾向が強いと言われています。体長は10cm〜12cm前後、体重30g〜50gです。

毛色は、先に述べたように濃いめのグレーに背中からお尻にかけての黒い筋があるのが一般的で、他にもたくさんのカラーのジャンガリアンハムスターが存在します。

ノーマル

濃いグレーの毛が特徴的。背中からお尻にかけて黒い線がある。ペットショップでもよく見かけるカラー。

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プディング

全体的に黄色っぽい毛色。他の色に比べて個体数が少ない。

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パールホワイト

全体的に白い毛色。背中にはうっすらグレーや黒い線がある。ノーマルの突然変異で白くなったと言われている。

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ブルーサファイア

青みがかったグレーの毛色が特徴的。人気色。

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スノーホワイト

ブルーサファイアの突然変異と言われている。パールホワイトよりも完全に真っ白。

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ショコラ

全体的に栗色の毛色。

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このように様々な毛色を持つ種類のジャンガリアンハムスターがいます。どの子もとっても愛くるしいですね。日本の気候ではあまり「冬毛」にならないようですが、腰の周りの毛だけ冬毛になる個体もいるようです。

縄張り意識が強いので喧嘩をしてケガをすることもあるので、多頭飼いはあまり向かず、単体で飼育する方がいいようです。

ジャンガリアンハムスターのオス♂とメス♀

オスの性格 → 一般的に好奇心旺盛、活発、縄張り意識が強い、環境の変化に敏感、神経質など

メスの性格 → 比較的温厚、環境の変化に強い、ストレスをあまり感じない性格

ジャンガリアンハムスターは個体差が大きく、甘えん坊で懐きやすい子から繊細でよく噛んでくる子など性格も様々です。小さいうちはオス・メスの区別がつきにくいので性格や行動の違いと言ってもあくまで参考程度に考えても良さそうです。

ジャンガリアンハムスターの歴史

ジャンガリアンハムスターはもともと、実験用動物として日本にやってきたハムスターです。ペットとして飼われ始めたのは1993年頃からで、ドワーフハムスターの仲間と紹介されてからは一気に人気者となりました。ハムスターがペットとして飼われるようになったのはごく最近のことなんですね。

ジャンガリアンハムスターをお迎えする

多くの飼い主はペットショップでの購入を検討していると思います。ペットショップの店員さんはハムスターの特徴や飼育方法など相談に乗ってくれるので初心者には心強いですね。

ペットショップで購入の場合、価格は1000円〜2000円程度です。夜行性なので、夕方以降に行って、元気よく動いている子を選ぶといいでしょう。よく観察してみて、毛並みもよく、目がイキイキしていて耳がしっかり立っているか、鼻・口・お尻まわりが汚れていないかなどをチェックし、健康そうな子を選ぶのもポイントです。そのペットショップが清潔なケージで飼育しているか、エサや水が汚れてないか、定期的に交換されているかなどのお世話環境を見るのも大切です。

ジャンガリアンハムスターの飼い方

ジャンガリアンハムスターは比較的体も丈夫で、他のハムスターに比べると寒さや乾燥にも強く、温厚な性格で人になつきやすいとも言われていますが、飼い方のコツ、注意点などを紹介していきます。

ハムスターは夜行性なので日中はほとんど寝ています。夕方くらいから起き出し、夜中〜朝方にかけて活発に動きます。そのため、昼間の眠りを妨げないように寝ている時は無理に起こしたりせずそっと見守ってあげましょう。エサをあげたり、ケージ内の掃除は夕方以降にします。

ハムスターは警戒心が強いので飼い主を噛んできたり、威嚇したりする子もいます。スキンシップの方法としては、おやつを使って飼い主の声や匂いを覚えさせるのが一番かと思います。手のひらにエサを置いてみたり、手渡しでおやつをあげたりすると自然とハムスターの方から寄ってきてくれるようになります。噛まれるのが怖い場合は、綿などの手袋をするといいですよ。もし手袋を噛んできてもハムスターもそれほど体力があるわけではないので、だんだん噛むことに疲れてきて噛まなくなる子もいるようです。無理やり触ったり、持ち上げたりするのは逆効果ですので焦らず少しずつ慣れさせることが大切です。

体の小さいジャンガリアンハムスターには15cm前後の「回し車」がおすすめ。

ジャンガリアンハムスターの寿命、かかりやすい病気・ケガ

ジャンガリアンハムスターの寿命

2〜2年半と言われています。ハムスターの月齢を人間の年齢と比較してみます。

生後10日 → 1歳

生後20日 → 3歳

生後一ヶ月 → 5〜6歳

生後半年  → 20〜28歳

生後1年  → 34〜38歳

生後1年半 → 52〜60歳

生後2年  → 74〜76歳

ハムスターの種類や性格、飼育環境により寿命も違ってきますが、健康で長生きしてもらうためにも、ハムスターに適した飼育環境を整えてあげることが重要です。1歳半を過ぎた頃から少しずつ運動量が減って、寝ている時間も長くなってくるようです。

ジャンガリアンハムスターがかかりやすい病気・ケガ

腫瘍 → 悪性の場合は手術や投薬治療が必要です。遺伝であったり、飼育環境、加齢によるものと原因は様々です。エサを食べなくなった、衰弱、黄疸などの症状があります。

骨折 → 体が小さく骨ももろいので、ケージに挟まってしまったり、回し車や高いところからの落下で骨折しやすいです。足を引きずっている、手足を動かしていないなどの症状があればすぐに動物病院に行きましょう。

病気、ケガは「予防」ができます。ケージ内を清潔にし、危険な遊具などはなるべく設置するのを避け、ハムスターにストレスのない快適な飼育環境を作ってあげてください。

まとめ

ジャンガリアンハムスターはハムスターの中でも特に体が小さく、小さな体で動き回ったり、エサを頬張る姿はとても可愛らしく癒されますよ。初心者にも飼いやすいので、ペットとしてお迎えを検討している人に、少しでも参考になれば幸いです。大切な家族の一員となるハムスターが、健康で長生きできるよう正しい知識を持ってお迎えしてあげてください。

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