ハムスターを飼っている、もしくはこれからハムスターを飼おうと思っている方々は、手乗りのハムスターのかわいさをご存知のはずです。手の上でおやつを食べたり、リラックスして身を任せてくれたり・・・手に乗ってくれるということ自体が飼い主に慣れた「サイン」でもあります。ですが、ハムスターの方から手に乗ってくれるということはまず期待できません。ハムスターの手乗りにはある程度の時間がかかります。共に生活していく上で飼い主との信頼関係が必要になってきます。それでは手乗りに慣れるまでの方法をご紹介したいと思います。
ハムスターはなついてくれる?
ハムスターの性格にもよりますが、慣れるまでだいたいお迎えしてから1〜2ヶ月はかかる場合が多いです。かと思えば、お迎え初日から手に乗ってくる子もいれば、いつまでたってもなつかない子も・・・。どちらかといえば「飼い主の声」「飼い主の匂い」に慣れていく感じでしょうか。長く接していくうちに危険がないと認識するようになります。ハムスターは視力が弱いので、この2つで飼い主を認識しています。記憶力もあまり良くないので、2〜3日触れ合っていないと飼い主を忘れてしまう子もいます。
ハムスターを手乗りにする方法
1.ケージ越しにエサを与える
まずはケージ越しにエサをあげてみましょう!ハムスターのおやつでもいいですよ。ハムスターは優しい声が大好きなので、優しく名前を呼んで、先に自分の手の匂いを嗅がせてみましょう。それからエサやおやつを与えてください。
2.ケージに手を入れて直接エサを与える
次はケージの入り口から手を入れて直接エサをあげてみます。重要なのは手の匂いを嗅がせてからです。受け取るようになるまで根気強く繰り返します。
3.手の上でエサを食べさせる
今度は手の上にエサをのせて、手の上で食べさせてみましょう!食べている時はなるべく手は動かさないようにします。何度かトライしてみて慣れてきたら、手に乗せたままそーっとケージから出してみます。あまり早く動かすとハムスターが驚いて爪を立てたりします。そして急にジャンプしたりすることもあるので、高い位置まで持ち上げないようにしてください。手の中でじっと大人しくできたら手乗りまでもう一歩です!できたら頭や背中を優しく撫でてみましょう。これを何日か繰り返します。
4.手を差し伸べてみる
それではいよいよ、名前を呼んで、ケージの中でハムスターに手を差し出してみましょう!ハムスターが近寄ってきて手に乗ってくれましたか?もし、手に乗ってくれたなら完全に飼い主の匂いと声を覚えてくれた証拠です。これで手に乗ることにも慣れてくれました!
手乗りしやすいハムスター
先にお伝えしたとおり、お迎え後すぐに手乗りしてくれる子もいれば、いつまでも手乗りに慣れてくれない子など、ハムスターによっても様々です。「どうしても手乗りにさせたい!」という方は、ペットショップでハムスターを選ぶ際に次の点に注意してみてください。
・自ら近づいてくる
・手を差し出すと寄ってくる
・手を差し出しても逃げない
上記の写真はうちのジャンガリアンハムスターです。ペットショップで売れ残っていた最後の1匹でした。最後に残る子はすばしっこいのが特徴で・・・という店員さんの話でしたが、手を差し出してみると近寄ってきてくれました!これはすぐ手乗りに慣れてくれるのでは!?と思っていましたが、家にお迎えしてからもやはり動きが活発ですばっしこく、手には乗ってくれるもののすぐにジャンプして飛び降りたり、腕や肩まで登っていったり笑 なかなか手の上でゆっくりエサを味わったり、大人しく乗ってくれるまでは至っていません。ラッコ食べができる日はくるのかな・・・無理強いするのも良くありませんので、やはり焦らず時間をかけて信頼関係を気づいていくのが大切ですね。
どうしても素手が苦手な方は手袋をしても良いですね。
まとめ
ハムスターの性格によって時間がかかる場合もありますが、少しづつでも練習して手乗りをマスターしてみましょう!手の上で遊んだり、リラックスしてエサを食べたりしてくれるととても可愛くて癒されますよね。
手乗りにするまでの手順まとめ
・名前を呼んでエサ、おやつを手渡し(声、手の匂いを覚えさせる)
・名前を呼んで手の上でエサ、おやつを与える
・慣れてくれるまで何日か繰り返す
・食べ物がなくても手に乗ってくれるようになる
ハムスターと触れ合う時間はとても楽しいですよね✨しかし、ハムスターにとっては長時間触られるとストレスになる場合があるので時間を決めて遊んであげるようにしましょう!ハムスターとの素敵な時間が過ごせますように✨